2011年 09月 25日
仙人草 |
学名 Clematis terniflora
英名 Sweet Autumn Clematis
キンポウゲ科センニンソウ属の多年草
日本各地に分布、日当りの良い山野に多く見られる。つる植物で長く茎を伸ばし、葉は対生。
葉は五枚の小葉を持つ羽状複葉。他の植物の枝や葉に絡み付き、植物体を固定する。
花期は8~9月。4枚の花弁に見えるのは萼片で、本当の花弁はない。果実に白い毛が
あり、仙人のヒゲに見立てたことからこの名が付いた。なお、有毒なので注意。
センニンソウ属は世界中に300種、日本には20種以上がある。花の美しいカザグルマや、
それに類似の花の美しい外国種が栽培され、クレマチスと呼ばれている。日本産のもので、
蔓になって小型の花を多数つけるものはセンニンソウまたはボタンヅルの名で呼ばれる。
本州での普通種としては本種と花がよく似た種にボタンヅル(Clematis apiifolia)がある。
本種は羽状複葉で卵形の葉であるのに対し、ボタンヅルは三出複葉でボタンに似た鋸歯の
多い葉をつけるので見分けがつく。
by atelierq
| 2011-09-25 12:56
| nature