2011年 07月 25日
Bergamot |
シソ科ヤグルマハッカ属
学名 Monarda didyma
英名 Scarlet beebalm, Oswego tea, Bergamot
北米に分布。属名のモナルダは北アメリカの植物を研究したスペインの医師Nicholos de
Monardesを記念して付けられている。
イギリス移民が北米へ渡航の際、身近な野菜やハーブの種子を携えていたが、
現地の植物を知り、利用法を住民に教わった。その一つで、オンタリオ湖に近い
オスウィーゴ地方で発見。種子は本国に送られ、ハーブの仲間入りをした。
葉は4稜、葉は対生して卵円形から卵上披針形で鋸歯があり、夏から秋によく分岐した
枝先に緋紅色の頭上花をつける。これを囲む苞も色づいて目立つ。
葉はレモンのような香り、精油にチモールと少量のカルバクロールを含む。芳香が
「ベルガモットオレンジ」に似ていることから、「ベルガモット」とも呼ばれる。
芳香性健胃薬、駆風薬として利用。
赤い花のフレッシュハーブティーにレモンを入れると美しい色になり、葉のハーブティーは、
ネイティブアメリカンが愛飲し、紅茶の代用とされた。
ビーバームの名を持つように、たくさんのミツバチを呼ぶ蜜源植物。
寒さに強く育てやすい。日当たり~明るい日陰でよく育つが、乾燥に弱くやや
湿り気のある土が最適。
by atelierq
| 2011-07-25 15:05
| garden