2012年 07月 23日
山百合 |
学名 Lilium auratum
英名 Gold-banded lily
ユリ科ユリ属の球根植物。 日本特産。
北海道と関東地方や北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布。
草丈は1~1.5m。花期は7~8月頃。花の大きさは直径20cm以上でユリ科の中でも
最大級、その重みで全体が傾くほど。花の色は白色で花弁の内側中心には黄色の筋、
紅色の斑点がある。
香りは日本自生の花の中では例外的ともいえるほど、甘く濃厚でとても強い。
発芽から開花までには少なくとも5年以上かかり、株が古いほど多くの花をつける。
風貌が豪華で華麗であることから、ユリの王様と呼ばれる。
鱗茎は扁球形で10cm程。多糖類の一種であるグルコマンナンを多量に含み、
縄文時代には既に食用にされていた。
1873年、ウィーン万博で日本の他のユリと共に紹介され、ヨーロッパで注目を浴びる。
それ以来、ユリの球根は大正時代まで主要な輸出品であった。
西洋では栽培品種の母株として重用された。
神奈川県の県の花に指定されている。
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by atelierq
| 2012-07-23 13:55
| nature