2010年 12月 07日
四十雀 |
学名 Parus minor
英名 Japanese /Oriental Tit
スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
日本、東アジア、ロシア極東に分布。
近縁種の Parus major が、ユーラシア中部・西部・北アフリカに生息。
日本では4亜種が周年生息する留鳥。
種小名 minor は「小さな」の意だが、シジュウカラ科の中では大型種である。
頭頂は黒い羽毛で被われ頬から後頸にかけて白い斑紋が入るが、喉から胸部にかけて黒い斑紋に分断され胸部の明色部とは繋がらない。喉から尾羽基部の下面(下尾筒)にかけ黒い縦縞が入る。翼の色彩は灰黒色。大雨覆の先端(羽先)に白い斑紋が入り、静止時には1本ずつの白い筋模様(翼帯)に見える。嘴の色彩は黒い。後肢の色彩は淡褐色。オスは喉から下尾筒にかけての縦縞がより太い。
森林や湿原などに生息。通常は渡りは行わないが、寒冷地に分布する個体や食物が少ない時には渡りを行う事もある。非繁殖期にはシジュウカラ科の他種も含めた小規模な混群を形成する。和名は鳴き声(地鳴き)に由来する。
食性は雑食、果実、種子、昆虫などを食べる。地表でも樹上でも採食を行う。
一度 Parus major に統合され、30亜種以上に分けられていた。
その後、Parus major、Parus minor、Parus cinereus の3種に分離された。
by atelierq
| 2010-12-07 09:30
| pet/animals