2009年 05月 31日
Petunia |
ナス科ペチュニア属
学名 Petunia hybrida
和名 ツクバネアサガオ(衝羽根朝顔)
属名のPetuniaは、ブラジル先住民の言語で「たばこ」。ペチュニア属が同じナス科の
タバコ属(Nicotiana)と近縁であることから。hybridaは「雑種・交配種」の意味。
南米原産、1767年にフランスのコンメルソンがウルグアイで本種の白花を発見したのが
西欧に伝わった。その後、1831年にはブラジルから赤紫の花がもたらされて交配され、
それが現在のペチュニアの元となった「ペチュニア・ヴィオラセラ」である。
その後品種改良が加えられ、大輪、中輪、小輪と花の大きさが、赤、紫、白など多彩で
禹長春によって八重咲きのものが作出されるなど、花容がバラエティに富むものになった。
日本には「ツクバネアサガオ」の名称で渡来し、寒さに弱いため専ら一年草として扱われた。
雨で育成不良や、枯れる事が多々あることから人気は今ひとつだったが、サントリーが
日本の気候に適応できるよう、品種改良した「サフィニア」を出してから、人気が高まり、
園芸各社で品種改良の競争が進み、一層の多様性を深めている。
by atelierq
| 2009-05-31 21:03
| garden